7月ももうすぐで10日。
ライブへの参加。事務的な手続き。
資料の準備とやりとり。
なんだかあっという間。
久しぶりのバンドライブステージへの参加。
木村建先輩の誕生日ライブ。
リハーサルのステージからドクドクとした。
マイクを握って、目を閉じて、イントロの轟音の中で立つ。
体の奥からなにか、溢れてくる感じがした。
帰っていくんだ、帰ってきたんだ・・というようなことを考えた。
6月はいろいろあった。
はりつめた日々が続いた。
たくさんの人たちに支えてもらった。
いろいろな方達にお世話になった。
警察にもお世話になった。
警察ってすごいなぁとあらためて思った。
近頃じゃ、まるで友達のように、
電話をかけてきてくれる。
なにかあれば、すぐに。
こんなふうになるなんて思ってもいなかった。
道を歩いていて、
ふと考える。
「自分は、今、何を考えて歩いてるだろう」と。
考え事ばかり巡らせて、
風景や感覚を確かめたりしていない自分に気づいたりする時がある。
このまえは、わざと、目に映るものたちを言葉として呟いて、
歩いてみたりした。
レンガの色、置き去りにされたバイク、
消えてしまっているアスファルトの文字、逃げる猫。
そんなものたちを追いかけて、
思考を切った。
そうしないと、
今、この現実を生きている意味がないような気がしたから。
ふわふわと、何も手にしない日々は、
きっと思い出せもしない。
せめて、
ふっといつか、「あの時はこうだったよな」と、
思い出せるような日々を生きていたい。
あてもなく鈍行にでも乗って、
あてもなく橋の上からの景色を眺めて、
あてもない場所に辿り着いて、
あてもなくパンでもかじって、
あてもなく風に身を任せて、
あてもなく生きてることを感じてみたい。
ふらっと、どこかへ行ってみようか。
ニュースも見ない日々が続いていた。
近頃、ようやく、ニュースを見ている。
大雨の被害のニュースを見ながら、
早く、災害にあわれた方々や、まのあたりにした人たちが、
いつもの、普通の、日常に戻られることを祈る気持ちで胸が痛んだ。
普通に起きて、普通にごはんを食べて、普通に働いたり遊んだりして、
普通に自分の場所で、普通に眠ること。
起きれて、食べれて、働けて、遊べて、
居場所にいられて、眠れることは、
本当に幸せなこと。
そんな日常に帰っていけることを願ってみた。
まだまだ、やわだと思う。
ロープにぶらさがって生きてるように感じる時がある。
それでも、
その手は離そうとは思わない。
ぷちぷちと、
いらない細胞が消えて、
ぷちぷちと新しい細胞を生産して、
新しい季節へ、
新しく強くなりたい。
とどまるな。