昨夜のライブの余韻か、
火照ってるのか、
火が消えてないのか、
ざわざわして何度も寝返りを打つ。
何時かよ・・と見ると4時。
寝ろよ。
今日もライブだ・・とかウダウダと目を閉じるけど、
眠れない。
外のどこかで隠れて鳩が鳴いている。
眠らなくていいよ・・と言わんばかりに、
朝焼けの美しさ自慢が向こうのマンションからのぞいている。
「やった・・久々、今日はいい天気になりそう」とか思ったりもするが、
そんなことを呑気に思ってる場合じゃない。
今日もライブだ。
体力温存、眠りなさい・・とかウダウダやってると、
昨日、口がまわらなくてとちった歌のことが胸に込み上げる。
くそ、
あんだけ練習で歌ってたのになぁ・・と、
また、体全体が火照ってくる。
そのとちりとは別に、
いろいろが胸に込み上げる。
やりたいことがまだまだある。
だいたい、やりたいことっていうのは、
誰かに言われたから溢れるもんでもない。
自分がやりたいと思ったこと。
それに対して、
まだまだ到達できてないことなんかを、
やっぱりいつも抱えている。
全てに満足をしてないわけじゃない。
けれど、
自分自身が無力だなと思うこと、
まだまだだなと思うこと、
そういうことは、
わんさかある。
だからこそ、
くそっ・・と思うし、
やってやるわ・・とも思う。
そして、こぶし下あたりの筋肉がうずく。
まだまだなんだよ・・
と、やり場を探しているあたり、
まだまだだ。
そういえば、
眠れない時なんかに、
こうして、むくりむくり冷たいパソコン部屋にやってきて、
ブログなんかを書いてたよなぁ、しょっちゅう・・と思い返す。
メッセージでもなく、
ただただ、胸にあるものを吐き捨てるかのような言葉たちを、
つらつらと書いていたことも多々あった。
もしかしたら、
歌なんかもそうかもしれない。
ただただ、
自分の思いの赤裸々を、
浄化させるように歌ってきた歌も多々あった。
・・てなことを書きながら、
ふと、偉人たちが書き残した遺書について考えたりする。
完結した遺書もあれば、
途中まで書いて書ききれなかったのか、
尻切れトンボのような遺書もあったりする。
何が伝えたかったのかねー・・
自分には計り知れないけれど、
自分のiPhoneには、まだまだ、
尻切れトンボの歌の破片たちがいっぱいある。
あと何年、
あと何十年、
自分は、どれだけそのトンボたちのお尻を救ってあげられるだろうか。
少しずつ、
窓からの眩しさが濃くなっていく。
光の中に消える幻になるのには、まだ早い。
火照り続けてるぐらいが、ちょうどいいのかもしれない。
光に照らされる輝き以上に、
炎のように燃えてる、
その一瞬一瞬を、
まだ自分は求めている。
何時かよ・・と見ると、5時半。
寝ろよ。
今日もライブだって言ってんだろ。