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2022.9.20

歌にして

この時代、
自分がどう生きたか、
自分が歌うたいとして、ライブをやる人間として、
みんなとどう生きていきたいか、

おおげさでもなく、
考えた時がある。

その時溢れた言葉たち、
『歌にして』という歌にこめた想いを今も忘れていない。

昨日から、2022年の秋のツアー始まった。
そのステージに立てて嬉しかったよ。
そこで出逢えたみんながいて嬉しかったよ。

自分の生きていく場所だから。
自分が伝えていきたい歌が、そこにあるから。

ありがとう。


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『歌にして』

「いつ死ぬかわからないんだから」とか よく言うじゃないですか
「だから、今をしっかり生きなきゃダメだよ」とか よく言うじゃないですか
その言葉たちを自分の胸にあてて よくよく考えてみた時に
僕は 今 心に思っていることをすぐ歌にして 歌っていかなければと思ったのです

空見て 雲見て 太陽見て 星見て テレビ見て 映画見て 本見て 漫画読んで
電車乗って バス乗って バイク乗って 自転車乗って 
海行って 川行って 土手行って 神社行って 街行って 酒飲んで ぶらついて 道座って 
人と逢って 人と話して 人とぶつかって 人と傷ついて 
笑って 泣いて 考えて 悩んで 立ち上がって 歩き出して そんなこと ノートに書いて

自分が この世界に確かにいたんだってことを
自分が この世界でどう生きていたかってことを
いつか きみたちが思い出してくれますように 
いつまでも きみたちが覚えていてくれますように
明日じゃダメなんだ 今日 いや 今なんだ

歌にして 歌にして 歌っていくんだ
言葉にして 言葉にして きみの前で 歌っていくんだ
歌にして 歌にして 歌にして 歌っていくんだ
自分が この世界でどう生きていたかってことを 歌にして

「いつ会えなくなるかわからないんだから」とか よく言うじゃないですか
「だから、伝えられる時に想いを伝えておかなきゃダメだよ」とか よく言うじゃないですか
その言葉たちを もう一度 自分の胸におしあててみた時に
僕は ずいぶんときみに伝えていなかったことがあったなぁと思ったのです

きみがくれた手紙 本当 嬉しかったよ 返事は書けずじまいだったけど
きみが僕の歌に出逢ってくれたこと 本当 心からありがとうだよ
それは奇跡みたいものさ 奇跡を起こしてくれたのはきみだよ
きみが僕の歌を聴きにきてくれた そこから始まったんだ

よく一緒に笑った 騒いだ 歌った 泣いた 遊んだ
芝生の上での花見 海の見える公園でバーベキュー
どしゃぶりの中 泥んこ道を歩いて わざわざ観に行ったお寺の仏像さん
まるで 子供の時の遠足のように ただただ 歩いたイベント

コスプレなんかして盛り上がったライブ
だいぶ歌わない時期があった後にステージに戻ってきた時のライブ
震災の後 何かを確かめるように歌い合ったライブ
誕生日 きみも祝いにきてくれたライブ そのひとつひとつ 

僕たちが この世界に確かにいたんだってことを
僕たちが この世界でどう生きていたかってことを
いつか 僕たちが思い出せますように 
いつまでも 僕たちが覚えていられますように
明日じゃダメなんだ 今日 いや 今なんだ

歌にして 歌にして 歌っていくんだ
言葉にして 言葉にして 世界の真ん中へ 歌っていくんだ
歌にして 歌にして 歌にして 歌っていくんだ
僕たちが この世界でどう生きていたかってことを 歌にして

僕の歌う歌は きみたちの歌だ
きみが教えてくれたこと きみたちと一緒に生きて感じられたこと
忘れたくないと思ったこと ずっと覚えていてほしいと思ったこと

だから 僕の歌う歌は、きみたちの歌だ 
大切な大切な宝物たちだ
忘れたくないこと 覚えていてほしいこと 心から伝えたいと思ったことを

歌にして 歌にして 歌っていくんだ
言葉にして 言葉にして きみの前で 歌っていくんだ
歌にして 歌にして 歌にして 歌っていくんだ
僕たちが この世界でどう生きていたかってことを 歌にして

この世界に確かにいたんだってことを
この世界でどう生きていたかってことを
歌にして