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2022.12.31

ありがとう、2022年。

実家にて。
ひだまり。縁側。
静かな遠慮がちな風が吹いて、草木に挨拶をして去っていく。

今年もあと何時間で終わる。
日々は続いていて、それを旅のように捉えれば、
今日から明日は、また昨日から今日の続きで、
「生きている」という名の海の上を小舟で漕ぎ続けている、
そのひとときが今日であって、
「今年」から「来年」の区切りというものはないに等しいけれど・・・

年の「瀬」として考えれば、
新しい波の向こうに向かって、
流れの速い波の中、今、小舟を漕いでいるという、
今日。


2022年のスケジュールをなんとなく眺めてみる。
レコーディング、
ほぼ毎日の配信、
ほぼ毎日のひとことメモ、
誕生祭ライブ、
他バンドのサポートとレコーディング、
アルバムCDリリース、
デビュー日のライブ、
尊敬するアーティストのメモリアルイベント参加、
夏2マンのツアー、
福島いわきイベントの復活、
奈良にて歴男イベントの復活、
自身の長期ツアー、
ぶらりふたり放浪記含むツアー、
インストゥルメンタルピアノサポート、
SHUN’S CAFE、

まだまだやれなかったこと、
やっておきたかったことはたくさんあるけれど、

ずいぶんとやれてなかったことの復活や、
ずいぶんと行けてなかった場所への再来、
それを思えば、
「戻」という字を今年にはつけたいなぁと思う。
戻ってきてくれたものたちに、
心からありがとう・・感謝です。
そして、新しい出逢いたちにも。

来年もまた、
新しい風景にたくさん出逢いたい。
たくさんの感触と、たくさんの努力と、たくさんの手応えにも逢いたい。


去年のクリスマスイブの朝、
父親が他界して、
今年は、何度か、この実家にも訪れた。
なんだか、
いろいろが変わったような、
いや、変わっていないような、
不思議と、
こうしてぼんやりと耽っている時間は、
自分自身を客観的に眺めているような気持ちになる。

いろいろが移り変わり、
いろいろは変わらないままに在り、
それが現実だなぁと思う。

だから、
純粋に、ただ、ただ、純粋に、
自分が大事にしたいことを大切にするために、
「生きること」を生きていければいいなぁと思う。

「今年もありがとう」と言える、
そんな自分で来年もあれるように、
今年にありがとうを伝えて、前に進もう。

ありがとう、2022年。
まだもう少し、僕と優しくつきあってもらって、
そして、さよならしよう。


ふと浮かんだ、
今年発表した、
『スタンドバイミー』の歌詞を載せておくよ。


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スタンドバイミー 〜この世界は終わらない〜


世界は終わらない この世界は終わらないよ
きみと僕がいる限り この世界は終わるはずない 終わりなんてない

渇いた街の隅で 新しい種を蒔いて きみといつか笑い合う そんな”いつか”を約束しよう
僕らいつもさ 希望っていう石ころを握りしめていたろ

負けるわけないじゃない 何があったって行くっきゃない どんなだって進むんだろ 
そんな自分でいたいじゃない 僕には守りたい世界があるんだ きみと奏でる世界

ついてきてほしいんだよ その手を伸ばして僕に
信じてくれていいんだよ この僕らの未来を
言ったからには そう やれるって そう 自分を信じていくっきゃないじゃない

何もない 保証なんてない この不毛な世界 
けれど 何もないわけじゃない よく考えてみたんだ 僕にはきみがいるじゃない

“スタンド バイ ミー そばにいろ この僕のそばにいろ そばにいろ”・・・

いつか 夜明けが訪れて この空を染めた時は 
きみの手を握り ずっと歌うよ
“スタンド バイ ミー”