例えば、
競技をするアスリートの姿が、
「競技をしている」にようには見えず、
「その人が生きているさま」を見せられてる感覚になるような、
演説をする人の言葉が、
単なるメッセージではなくて、
その人が生きてきた人生を告白していくような感覚になるような、
例えば、
歌う人の歌が、
“歌”というには歌ではなく、
“語り”というには語りだけではなく、
ただただ、その人の伝えようとする生きる様が、
そこに立ち、在り、
そこからこぼれ落ちた言葉歌と混じりあって心にじんわりと沁みていくような、
彼の歌は、言葉であり、
彼の言葉は、歌であり、
彼の全ては、彼の生きるさまであり、
・・そういうのを、
昨日のライブの帰り道に考えていたのだった。
今日はレコーディング。
準備やらなにやら、
いつのまにか、もう時間。
3月始まりの日。