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2020.3.19

屋根裏から愛をこめて

歌を歌おう。
ただ、それだけ。
歌おう。
ただ、それだけ。

それだけを何度も考える。

今日はレコーディング。
朝から譜面を書いている。

外は晴れ。
遠くからは工事の音が聞こえてくる。
まだ世界は止まっていない。
どこかで何かを、明日のために建てている人たちがいる。

朝早く、
目玉焼きにソースをかけて食べた。
そして、
昨日の手羽元を煮た残りのスープにもらっていた海苔のお餅を入れて食べた。
先週、カードのポイントってやつで、電気圧縮鍋を手に入れた。
昨日はそれを使って煮込み手羽元中華風ダレを作った。
一昨日は試しにカレーを作った。

最近の毎日、
CDやDVDが山積みになってるロフトの片隅のピアノ鍵盤の前、
曲の破片たちを聴き、
言葉を乗せたりして、あーだのこーだのとやっている。
気づけば何時間も経っていることもよくある。
気づけば、暖房もないその冷たくなった部屋で、
ひとりポロンポロンと。

話は遡るけれど、
ふと、このまえ、
小さなスタジオの片隅でインスタライブをやってるのを観た。
スタジオの隅っこに設置されたカメラに向かって歌う人。
とっても綺麗な音で、
しっかりとしたシステムでライブをしてるなぁと思ったけれど、

例えば自分の場合、
このロフトの片隅の小さなピアノをポロポロと弾きながら、
時には、ただただ、インストゥルメンタルピアノを奏でたり、
ポロポロと弾きながら呟くような歌を歌ってみたり、
そういうのもいいなぁと思った。

しっかりとした形では届けられないかもだけれど、
街角の小さな小さな屋根の下で奏でた音楽でも、
誰かの心を柔らかくしたり、
あたためたりすることができたらなぁと、
そう思った。

ステージで表に立つことを思いながら奏でるそんな時間に、
「裏染谷」とでも名付けてやってみっか・・と、
そんなことを思った。
ウラソメヤ・・・
ちょっと秘密めいてて、
逃亡中っぽくて、いいかも。


さぁ、譜面書きを少しだけ中断したから、
また再開。

あと1時間ほどしたら、レコーディングスタッフがピンポーンとやってくる。