歌を歌おう。
ただ、それだけ。
歌おう。
ただ、それだけ。
それだけを何度も考える。
今日はレコーディング。
朝から譜面を書いている。
外は晴れ。
遠くからは工事の音が聞こえてくる。
まだ世界は止まっていない。
どこかで何かを、明日のために建てている人たちがいる。
朝早く、
目玉焼きにソースをかけて食べた。
そして、
昨日の手羽元を煮た残りのスープにもらっていた海苔のお餅を入れて食べた。
先週、カードのポイントってやつで、電気圧縮鍋を手に入れた。
昨日はそれを使って煮込み手羽元中華風ダレを作った。
一昨日は試しにカレーを作った。
最近の毎日、
CDやDVDが山積みになってるロフトの片隅のピアノ鍵盤の前、
曲の破片たちを聴き、
言葉を乗せたりして、あーだのこーだのとやっている。
気づけば何時間も経っていることもよくある。
気づけば、暖房もないその冷たくなった部屋で、
ひとりポロンポロンと。
話は遡るけれど、
ふと、このまえ、
小さなスタジオの片隅でインスタライブをやってるのを観た。
スタジオの隅っこに設置されたカメラに向かって歌う人。
とっても綺麗な音で、
しっかりとしたシステムでライブをしてるなぁと思ったけれど、
例えば自分の場合、
このロフトの片隅の小さなピアノをポロポロと弾きながら、
時には、ただただ、インストゥルメンタルピアノを奏でたり、
ポロポロと弾きながら呟くような歌を歌ってみたり、
そういうのもいいなぁと思った。
しっかりとした形では届けられないかもだけれど、
街角の小さな小さな屋根の下で奏でた音楽でも、
誰かの心を柔らかくしたり、
あたためたりすることができたらなぁと、
そう思った。
ステージで表に立つことを思いながら奏でるそんな時間に、
「裏染谷」とでも名付けてやってみっか・・と、
そんなことを思った。
ウラソメヤ・・・
ちょっと秘密めいてて、
逃亡中っぽくて、いいかも。
さぁ、譜面書きを少しだけ中断したから、
また再開。
あと1時間ほどしたら、レコーディングスタッフがピンポーンとやってくる。