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2020.5.5

好きだったことを思い出す。

いい天気ねー。
5月5日。
子供の日かぁ。

昔の話だけど、
自分の父親の田舎が、利根川沿いにあって、
そこに親戚の人たちがいっぱい住んでた。
学校の長い休みになったりすると、
その村に遊びに行って、
ザリガニ取りとか、梅酒作りのお手伝いで梅を拾ったりとか、
土手沿いでカエルを捕まえたり、ツクシを採ったりもした。
小学生のくせに、ノーヘルでカブをかっ飛ばして、
すっころんで大怪我したこともあったっけ。

子供の日には、村の家々、そして、土手沿いには、
鯉のぼりがあがった。
青、ピンク、紫、黄色・・・
わぁ、綺麗だー、かっこいいなぁ・・と、眺めていた。
懐かしいな。
なんだか、蘇る今日。
窓から入ってくる風が気持ちいいからだろうか。


昨日、今日と、
窓際の机の前で、
PCに送られてくる新しいCDの最終的な音源をヘッドフォンで聴いて、
修正要望を書いたり、もう少しこうしてみようかなんてことを
伝えたりしている。
生きてるんだなぁ。。。と、大袈裟なことを思ったりもする。


昨日の午後かな、
出演依頼してくれたライブの出演をお断りさせてもらったりもした。
断った後も、ずっと引きずるような、
哀しいような、やるせないような気持ちが続いたけれど、
自分で決めたことだと、何度も自分に言った。

“想いの錯綜”。

言葉で言い表せないこと、伝えきれないこと、
伝え表すことのできないこと、
そういうことって、本当にあるなぁと、何度も思った時間だった。

“本当のこと”のイントロが、左胸あたりで鳴った。


                 ☆

さて、
今日も朝から、音源聴き。

休憩時、
ふと、昔読んでいた本を思い出した。
そこに書いてあった、
「そうそう、こんな気持ちわかるなぁ」というような部分を
ふと思い出したんだ。
銀色夏生さんの『つれづれノート』に書いてあった、ある文節だ。

もう一度読み返してみようと、
今から探してみる。
あれ、シリーズだったから、何巻目だかが思い出せないけど、
ペラペラとページをめくって探してみようと思う。

あの文節。
好きだったな・・と。

その文章の全てに、「そうだよな」と思ったわけではなく、
「それはどうかな」という部分もあったけど、
それでも、
その文章の中で、銀色夏生さんが、何かを言おうとしている・・、
何かを伝えようとしてる・・、

その感じが好きだった。



2020.5.5.
13:58