2018-07-12 Thu

今、自分に書ける言葉は、どんな言葉たちだろう。
・・昨日目覚めた時、そんなことを思った。

空港へと向かう高速道路を走るバスの中、
窓に頭をくっつけて、遠く外を眺めていたら、
東京の深く黒い海が見えた。
海原には大きな船が数隻浮かんでいて、
その隙間をタンカーが白い尾を水面に残して走っていた。
少しすると消えてしまう、その水面の白い跡が、妙にリアルに感じた。
ずっとそこに形としては残らない、走る跡。

「あぁ、自分も、そうだな。」
相変わらず、あのタンカーのように、走っている。
走っては消えてゆく跡を、心にだけは焼きつけながら走っている。

走ることは、まだまだ止められない。
岸辺に船をつけて、
「これからは、この島でゆっくりと余生を過ごすよ」
・・なんていう自分の姿は、やっぱり未だ想像がつかないな。
消えてゆくタンカーの姿をしばらく追いかけた。


飛行機を降りて、バス停まで1人で歩いていると、
東京から遠く離れてやってきた実感が強く湧く。
風の温度だったり、日差しの強さだったり、景色だったり、
それぞれの街にそれぞれの彩りがある。

ホテルに着いて、着替えて、ジョグ。
この街は、市街から山の上にそびえる城が見える街。
ふらっと、走り出す。
自分を試しているかのような、強い強い太陽の光が空から降ってくる。
アスファルトからも、沸き立つような熱さ。
あっと言う間に汗が吹き出して、シャツが身体に張り付いていく。
右手で顔を拭くと、ぬるりと滑るような感触。

悪くない。
この感覚。
この感情。
悪くないな。

「あの山の上まで走ってみよう。」

心がぐっと引き締まっていくのを感じる。

行くところまで、行けるところまで・・


その続きの言葉を探しながら、走ってみた。





| 12:22 | CATEGORIES:自画像 |
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