2012-07-03 Tue
寄りかかるような生き方をするから、
そこに、思いの違いからの悲や、
一方的のような欲や、
ジレンマからの怒などが生まれるのだろうな・・
なんてことを、夢と眠りとの間に考えていた。
昨日の隙間時間に読んでいた本のせいかもしれない。

人は一人では生きていない。
「ひとりで生きている」と思っていても、
それは、独りよがりなのだ・・ということを、
いつからか覚えた。
生きているというだけで、何かとつながっている。
思ったり、思われたり、
見えない糸もたくさんあったり、
もう切れていた糸と思っていた糸も、
どこかでつながっていたり。
大きくを見れば、
身につけているもの、口にするもの、目にするもの、
全ては、自然と深くつながっていたり。

けれど、
その摂理に、寄りかかってばかりで、
自分自身の足で歩こうとしないのは・・
違うのかなと思う。
大地のような、糸のような、空のような、
そんな、いくつもの愛とつながっていることを深く感じながら、
強い風に吹かれたり、
強い雨に打たれたりしながらも、
この道を、
自分のチカラで立って歩こうとしていくこと、
進もうとしていくことが、
大切なんだろう。

そんなことを考えていた。

そんなことを考えていたら、
おのずと、
今日あるべき僕の生き方や生きていく様が、
僕の心に過った。

いくつもの糸の向こうにいる人々から、
僕の生きる様は、どんなふうに見えているだろう。


昨日は、鍵盤の前で楽譜を見つめ、
自分が奏した音楽をずっと聴いていた。
そして、一音一音の大切さをずっと考えていた。
ひとつの音。
それは、大きな意味を持って、音楽を作り上げている。
その音の長さ。
その音の弱さや強さ。
その音の切れ具合。
その音のやわらかさ。
「なにげなく」奏して、美しくなる音もあるだろう。
けれど、
「心なく」奏してはいけないな・・と何度も感じ思った。
気持ちの入っていない音は、響きに出る。
目の前にある譜面の音をただ奏していては、
そこに、感動に結びついていく音は鳴らない。
どうでもいい「ひとつの音」などないということを考えながら、
何度も、そのいくつもの「ひとつの音」で編まれた音楽を聴いていた。
辿り着きたい「奏」を感じられた時間だった。


気晴らしに夜の街を走った。
息の音が聞こえる。
地面を蹴りつける音が聞こえる。
風を切る音が聞こえる。
生きる街の吐息までも聞こえる。
いつのまにかシャツが汗でビショビショになっていた。
とても心地良い時間。
カラダと心は一体なんだなぁ・・と走りながら思った。
どちらとも、堕落はしたくないと思った。



いくつかの思考を経て、今日も始まる。

僕にできることと言えば、
何もかもがゆがめられてしまうようなこの世界の中で、
自分が正しいと思う事を、僕だけでも、
貫いてゆくこと。

自分らしく、ゆくのだ。



| 08:21 | CATEGORIES:自画像 |
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