2012-08-18 Sat
夜明け前、ふと雨音で目が覚めた。
やべ!洗濯物を干したままだ!と飛び起きてシャツやら何やらをとりこんで、
また眠った。
朝方、今度は雷鳴で目が覚めた。
誰にも有無を言わさないような、
いっさいがっさい何もかもを芯から洗い流すような、
そんなどしゃぶりの雨が降っていた。


昼、いつのまにか雨はやんで、蝉たちが勢いよく鳴いている。
ベランダには光が差し込んでいて、何気なく、そこに出てみた。
すると、なにやら
ベランダの隅っこのほうに緑色の糸のような物を見つけた。
かがんでみると、それは小さな雑草の芽だった。
どこからか飛んできた種子が、こんなところに芽を出したんだ。
「こいつ、すげぇな」と、しばらく見ていた。
超かぼそく、
でも、そいつは、そこに生きていた。

感情が、もたげた。

ここしばらく、大きな岐路に立ち、大きな選択を選ぶために、
自分の中で色んなことを考えていた。
考えれば考えるほど、うつむいていく心があったのだけれど、
なんか、その芽を見ているうちに、
なんてつまらない、偏狭な悩み方をしていたのかなぁ・・なんて思った。

どこでだって咲かせられる命があるし、
命があれば、またどこからだってやり直せる。
また新しく生きればいい。

なんか、すべてが吹っ切れた。
オレは、もっとオレらしく、オレの自由で、
そのためにたくさんの苦渋を舐めても、
それは、逆に愛おしい試練やときめきとして楽しんで、
オレの道を行こうと思う。

ちっちゃな得に縛られてる場合じゃなく、
そうだ、たくさんの夢のかけらを重ねて、
大きな夢を成し遂げよう。

そんなことを思った。

「自分らしさを唱えるならば、もっと強くあれ。」

なんて、すがすがしい、この気持ち。

まずは、苦渋を舐めるところからだけど(笑)、
いいーんじゃねぇ。
これが、オレの生き方なのだから。



さて、明日は大阪でライブ。
ずいぶんと突っ走ってきた何ヶ月間。
7月終わりからは、新宿、名古屋、名古屋城、そして、また新宿。
たくさんのライブがあった。
そのための、たくさんのリハーサルもあった。
明日は、大阪の夏の陣か。。
今の気持ちのまま、真っ正直に飛んでこよう。


僕らはもっと自由。
やり方だって自由。
生き方だって自由。
唄い方だって自由。
そうやって、明日こそ生きていきたい。

心の果てに高らかになる声は、
染谷俊が唄ってた、いつかの歌のようだ。



| 13:49 | CATEGORIES:自画像 |
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