2013-05-30 Thu
「健全な肉体がなければ健全な創造はできない・・・」という、
ニーチェの言葉を昔読んだ時、
なんだかこの人、普通あんなに過激なくせに、
妙にジジィくせぇこと言うなぁ・・と思っていたけれど、
最近は、その意味がしんしんと染みる。

ようやく継続していた胃痛がやや収まって、今日は字を書く気にもなっている。
しかし、胃痛はやばい。
広島カープの伝説選手、鉄人、衣笠選手の連続試合出場にも負けないぐらい、
1日絶対缶ビール一杯ぐらいは呑み続けてきた僕の鉄人記録も、
ついに今回の胃痛で、終わった・・。
ただただうずくまり、ビールにさえ手が伸びない日々。
胃痛に悩まされて挙げ句の果てにライフルを口の中に入れて自らの命を断った
カートコバーンの想いがリアルに感じるよなぁ・・とか思ってたこの数日の胃痛の
日々が明けた今、
やっぱり、ニーチェの言うとおり、
やる気と肉体は比例するものなのかもしれない・・と思ったりする。


昨夜眠れずになんとなく日記を読んだ。
なんとなく残してきた言葉たちの中に、自分の真意や、自分が行きたい方向が
見えたりした。
言葉を残していくことは、そんなに無意味なものじゃないんだな・・と、
朝起きてなんとなく言葉を書いている。
村上春樹のような、客観視に満ち、整然な骨子にビルドされた長文な文章じゃなくてもいい。
銀色夏生のような、思想が空を散乱浮遊してるような文章を書けたらなぁ・・なんて思ったりしてる。

こうして書き始めると、やるべきこともそっちのけで、書く行為・・もしかしたら、
思考を吐き出す行為かもしれないけど・・、それに没頭しそうなので、
このへんにしておこ・・う。


今からお役所に行ってきます。
独立してからは、お役所さんに行くことが多い。
今まであんまり行ってない場所だったから、いつもなんか緊張する(笑)。
そして、あの受付の空気。
僕の行く役所だけだろうか。
覇気がなくやる気ない感じまるだしの職員。なんだか全ての言葉が上から目線の偉そうな職員。
たずねごとをしてもまともに応えてくれない職員。目が合ってるのにいつまでも受付に来ない職員。
運が悪いだけだろーね。
きっと、そんな職員ばかりじゃないよね。
・・と、いつも疎外された気持ちで帰ってくるお役所。
今日はどうだろうか。

そういえば、独立して、いろいろな場所に行くようになったりして、
いろんな新しい発見もある。
人に対して、お店に対して、街に対して、社会に対して、対応に対して・・もあるし、
自分の内面にあったものに対してもある。
変った状況の中で、今までどおり変らないことを続けていくことの大切さや難しさも知った。
「こうしよう」と決めたことや、やったことが、すぐには形としてあらわなさいことも知った。
「こうしたい」と描いたことを形にするには、たくさんの階段を上らなきゃいけないことも知った。

なんていうか、
何もない荒野に投げ出された放浪の中で、
サバイブしていくために骨だけだったところに肉がついてきたというか、
それは、良い方向に反映されることもあるし、
その肉のおかげで圧迫されて窮屈になったところに痛みが出ることもある。
たとえば・・・今回の胃痛のように。

ほらほら書いているうちに自己哲学の流れに吸い込まれていく。
マジ、このへんにして、
お役所へ、いざ出陣してきやしょう。

              ☆

帰ってきて、走ってきました。
ひさしぶりのジョグは気持ち良く、予定した以上を走りました。
こんなんが健全だと思います。
時折降る小雨に濡れたアスファルトや街路樹の沸き立つ匂いが、
なんだか命の匂いのようで新鮮だった。
さて、午前中に細かなことはやってきた。
お役所さんでは、持っていた登録カードでコトが済み、嫌な対応にもあたらずにすんだ。
今はジョギングしてきたものたちを洗う洗濯機の音の中でこれを書いてます。
さて、
曲作りへ。
曲作りっていうか、あっちゃこっちゃで録音してきたアイデアの破片みたいなものを
もう一度聴いて、心に沈殿していたものたちを揺り動かすような時間になるだろう。

開けっ放しの窓際のカーテンが、打ち寄せる波のように揺れてる、午後なう。


| 15:10 | CATEGORIES:自画像 |
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