2013-06-26 Wed
最終電車。
相変わらずのぎゅーぎゅー。
後ろで立ってるおじさんが手すりをつかんだまま眠ってて、
ゆらゆらと揺れる。
その肩が、オレを押して、オレはイライラとする。
けれど、怒りの言葉は発せられず、悶々とする。
みんな、がんばってんだよな、この時間まで・・。
そんなアマチャンな言葉で、無意識に、怒りを沈めようとする。
そしてまた電車のドアはあき、がつがつ肩をぶつけ合いながら、
人々が降りてゆく。

駅を出て、ただただ、歩く。
足下に伸びる自分の影が曇ってみえる。
曇ってんなぁ、自分。
空を見る。
月も、曇っている。
曇ってんなぁ、おまえも。
・・か、オレの目か?
曇ってんのは。

歩きながら思考をする。

話しは飛ぶように、思考も飛ぶ。


昨日、旅から帰ってきた。
清木場俊介さんのツアー、山口。
熱かったなぁ・・と、シーンが蘇り、熱くなる。
ライブ。
時間が重なるたびに、どんどんと熱くなる、その全て。
蘇る。
そして、
そこに至るまでの数々のシーンも蘇る。
まざまざと蘇るのは、ステージでのシーン、
全力で歌う、唄い屋、清木場俊介の姿。
全力で生きる、その背中。


そこに、本当に自分はついていけてるだろうか。
やりきれてるだろうか。
想いがよぎる。
反省・・というべきなのか、そんな想いがたくさんよぎって、
自分に問う帰り道。
ふと、
こんな夜もある。

正直に、正直に。

悔いのないように生きたい。
存在意義。
そこに届かない自分を、時に、思う時もある。
みんな、そうなのか?
・・いや、べつに、他と比べることじゃない。
自分が、どう、生きているか。
どう、生きていけてるか。
それこそが、オレが、オレに問いたいところだ。

遠のいていく真実の自分を、見過ごしたくはない。
自分に負けていく自分に、いつでも、
「おまえ、ええかげんにせいや。かかってこいや」
と、中指をおっ立ててる、そんな自分で生きていたい。


今日は、自身のツアーに向けての打ち合わせもあった。
未来に向けて。
楽しみと不安はいつも背中合わせだ。
どちらにしても、
何もかもを前向きなものにするのか、
後ろ向きにするのか、
それは、
結局は自分自身だ。

強くありたい。
のと、
正直でありたい。
・・これも、
背中合わせなのかもしれない。


スニーカーの左足のひもが緩んでいるのか、
左足の親指のところだけがすれて、痛かった。
一瞬、むかついて、思い切り、左足をコンクリートに叩き付ける。
そうしたところで、解決しないことがわかっているけれど、
そういう時もある。
何度も何度も、叩き付けて、叩き付けて、
自分のアホさと無力さを知る。

静まり返った夜道に、
自分のあがきだけがこだまする。


努力しようと思う。
思ったなら、今すぐ。

でも、やっぱ、今は、もう無理だ・・
鼻息とともに、笑いが出る。
だよな。
眠い。

明日、明けたら、
新しく、生きよう。

今日思ったことは忘れてしまうかもしれないけど、
この足の痛みで、
きっと思い出すだろう。
アホな自分を。

鏡の中の自分を今日は見たくない。
わかっているんだ。
けれどさ、

たぶん、
目つきだけは、きっと、


失ってなんかいない。


| 01:30 | CATEGORIES:自画像 |
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