2014-04-04 Fri

ベランダの植木の葉っぱが濡れている。
昨夜はどれくらいまで雨が降ってたのかな。
今は雨のやんだ曇天の空の向こうに確かに太陽がいることがわかる白い光が柔らかに僕を照らす。
信号が変わって、思いっきり横断歩道へ走り出すサラリーマン。
足早に駅へと向かう女の人。バッグをしょってジョギングをする一行。
朝からがんばる人たちの姿を見つめながら、コーヒーをすする。

無造作につけたテレビからはたくさんの言葉が溢れている。
優しい言葉。つっけんどんな言葉。責め立てる言葉。詰めよる言葉。淡々とした言葉。
人から発せられる言葉は、様々な色合いを持って、人の心に染みいったり、
人の心に膜をはったり、人の心をかき乱したり、人の心に傷を残したり。
最近わけあって自分はあまり喉をならして言葉を発する時間が少ないから、
あらためて、人が発する言葉を敏感に見つめたりすることが多い。
世界は、日常は、言葉に溢れている。
会話、批評、つぶやき、日記、独り言。
多々、
言葉は心をあらわす。
隠している顔をあらわす。
癖をあらわす。
性格をあらわす。
いい側面も、悪い側面も、意味を含んで言葉は姿をあらわす。
言葉を使うことが難しいのではなくて、
言葉を使う時の心がとぼしいのだ・・
なんてことを、溢れ返る言葉を観ながら、思ったりする。

机の上にはアマゾンから届いた薄っぺらい段ボールの包み。
注文したらすぐ届くアマゾン。
人と会うことも少なく、本を読んだり言葉を紡いだりの禁酒中の自分には、
とても嬉しいアマゾン。
取り寄せたのは数冊の本。
最近出逢ってとても好きになった小説家の本を買いこんだ。
小説に登場する彼や彼女たちの日々や心を細かくのぞき見たように描写される文章を、
読み手の自分が夢中に追いかけるこの感覚がとても好きで快感になっている。

さて、コーヒーの時間は終わり、
今日は家にオペレーターを招いて、ライブ音源のミックス作業。
そろそろ機材を積み込みに出かける時間。
その前に、掃除機をかけておこうかな。


| 09:00 | CATEGORIES:星降るテーゼ |
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