2006-07-30 Sun
ついに、倉敷チボリ公園でのイベントライブ当日。
7時半集合で、移動。
朝9時過ぎからリハーサル。
曇りなんていう予報が出てたけど、なになに、晴れましたよ〜。
蝉が騒ぎまくりでした。



初めに当日入りで韓国から来られたアーティストの方たちとの音合わせ。
当日まで音合わせがされていないというのは、やはり不安なこと。
CDの音源を聴き、その方のライブパフォーマンスを想像し、
最大限のイメージをして音を作り上げることに力を注ぎ込んできたものの、
音楽はやはり繊細であり、
フィーリングが違えば、当日と言えど、
アンサンブルやアレンジを変更しなければならないかもしれない。
緊張感のもとに、リハーサルは始まった。

最初は、youmeさん。
朝早くからのRH、そして、異国へ来ての初ステージで初のバンドメンバーとの音合わせ。
初めはその緊張感がたくさん伝わってきました。
音合わせを重ねているうちに少しずつ緊張もほぐれ、
「本気モードで歌ってみます」と歌いだした時には、
本当に鳥肌が立つ感覚がしました。
とてもエモーショナルで、なんていうか、歌声に体の中にある魂や思いすべてが
取り憑いたかのように響いてくる。
それは、祈りに近いような、ぼくにとって初めて聴いた"歌声"でした。
日々の音楽に対するストイックな姿勢も、その声に深く刻まれているように感じた。
素晴らしかった!!
その歌声とともに演奏できるこの機会は、本当に幸せなことだなぁと、
心底ピアノを弾きながら、思いました。
何度も言うようだけど、マジ、凄いよ。
曲の進行や、ステージの進行など、
不安なことがあれば、本番中にぼくとアイコンタクトを
取りましょうということで、リハーサル終了。

次に、Jさん登場。
Jさんは、とてもクリエィティブな感じ。
コーラスワークや、その響きに対して、細かくチェックを入れ、指示を出しくれた。
ワイヤレスマイクを手に、ステージを降り、客席側からも、アンサンブルを入念にチェック。
そのアーティスト魂には、心から尊敬の念を覚えた。
例えば、もし、自分が同じ立場だったらどうだろう・・というようなことも考えた。
異国の地に乗り込み、自分の作ってきた、伝えたいものを発表するに至って、
どこまで戦い、どこまでイメージ通りに表現することに挑むことができるだろうか。
韓国の方々の姿勢には、本当に強く、尊敬を抱いた。
見習うべきところ、そうあらなければならないところを、深く感じた。

韓国からの最後のアーティストの方は、盲目のハーモニカニストのCheon Je Duk氏。
彼とは、ぼくのピアノと彼だけの演奏曲があった。
CDの音源からも、その慈しみに溢れた音を感じていたけれど、
実際、空の下、風の中に響く彼のハーモニカは、素晴らしかった。
その音は、今まで見えていた世界の色が変化するように感じてしまうほど、
優しく、静かに、ぼくの体に染みこんでいった。
愛を音に変えると、こういう響きになるのかもしれない。
その音に寄り添い、ピアノを奏でられたことを、至福に思った。

あっと言う間に昼前になり、リハーサルは続き、陽も本格的に昇り始め、
いよいよ、本番。

それぞれのアーティストの方々、本当に素晴らしかったです。
音楽を愛し、表現する本物の方たちばかりでした。
思いが溢れるステージ、
そこに、ぼくも参加できたこと、本当に幸せで、光栄に思いました。
バンドも最高だったなぁ。
皆、凄かったよ〜。

歌も一曲歌いました。
とても気持ち良かった。
ああ、生きてんなぁ〜オレと思った。
「そめやー」のかけ声もいっぱいで、すごく嬉しかった。
たくさんの人たちと一緒に生きてんだな〜と、本当に思った。

3時過ぎから、20時、音を奏で、ついにフィナーレの時が来た。
やり遂げた感と、これから先の自分への思いが、よぎった。
そして、感謝の気持ちが溢れた。



長時間での演奏、やり遂げられたのは、日々積み重ねてきたことへの誇りと、
今回メンバーとともに作ってきた音楽への愛と、
当日、ずっとステージに向かって応援をくれたたくさんの人たちのおかげでした。
本当にありがとう。
心から、ありがとう。



たくさんのことを学んだイベントライブでした。
この経験は、自分のこれからの大きな肥やしになるだろうと思います。
表現者として、今回の機会をいただけたこと、本当に嬉しく思います。
たくさんの音楽との出逢い、
たくさんの人たちとの出逢い、
この出逢いを無駄にしないよう、
また明日からも、顔を上げて、しっかりと感受の声に耳を澄まし、
地に足をつけて歩いて行きたいと思います。

ありがとう、倉敷チボリ公園ライブ。
yeah〜!やったぜ!

| 17:03 | CATEGORIES:ヒストリー |
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