2019-04-25 Thu
                  

今日も昨日もレコーディング。
車の修理はまだ終わらない。
このままツアーには間に合わないかもしれない。
「やばいなぁ」と、色々と手立てを考えて、
いろんなところへ電話したりしている。

まぁ、
なんか、作戦を練ってる感じで、
こりゃこりゃー、
楽しいっちゃ、楽しい。

                  ☆


スタジオへ行く途中に降りる池袋駅。
昨日地下道を通った時、気になる綺麗な店構えの立ち食い蕎麦屋さんを見つけた。
店の外には、
”ゴマ坦々麺つけそば”、”つけ中華そば”、”名物鴨つけそば”、
大きな暖簾が揺れて、はためいてた。
食べてみようと、ワクワクして、「今日こそは!」と、
店外の券売機へ、GO!!

しかし。


がーん。
その、暖簾に書かれてた全ての蕎麦メニューの券売機のところに、
バツの赤点滅。す。べ。て。
うっ。
残念でならない。
やる気がないのか、売る気がないのか、食べさせる気がないのか・・。
よくわからん・・
残念極まりなかったのでしたでございます。
「えーー、こんだけ誘っといたのにぃーーー!!」
な、感じよ。

仕方がないので、自分の好物定番の、冷やしたぬき蕎麦にしましたー。

・・が、

こちらも、残念極まりない感じだったでございます。
この前食べた、渋谷のチェーン店の、
”小諸そば”の冷やしたぬきは、あんなに美味しかったのに!!
天かすが、ほんまもんのやつで、
本当に美味しかったぁ!!

で、
今日のたぬき蕎麦用の天かすは、
ポロポロと、ウサギさんの〇〇のような・・・
スーパーの陳列に並んでるような・・やつでして。

あぁ。残念。
まぁまぁまぁ、きっと自分の、メニュー選択ミスね。
となりのおばさま二人は、板そばみたいのを食べてて、
「ふーん、ふーん、美味しい!ふーん、美味しい!」と食べていた。

ま、とにかく、
そうだ。
反省だ。
これからは、移り気はやめて、チェーン店の”小諸そば”にしよう。
”富士そば”も好きだけど。うんうん。


                  ☆


とかなんとか、
その後、レコーディング。
歌、歌って。。

・・でも、
オレの声、
録音するはずだった歌にそぐわない声・・だった今日、(自分判断)
ぶったぎるぐらいな感じで、
「ダメだ、今日はやめよ」と、
その歌の録音をやめた。
そして、
その歌の本歌録音に向けてのボーカルのガイドととして、
録音を2時間ほど、やった。


その後、
録音すべき他曲のオケを聴きつつ、

「あぁ、オレの声、
もしかしたら今日がこの歌に一番合うかも!!」
・・なんつって歌ってみた、もう一曲。


「ありゃ、これ、今日のオレの声、サイコーじゃね?」
・・とかなんとか盛り上がり、
本ちゃん、録音。

うん、なっとくーー
やりきったーー!!


                  ☆


な、
そいで、

ついについに、
new アルバムに残された、歌のための録音曲、
後、一曲!!!
ちゃー!
ワクワクよぉ!


そうだよなー。
なにわともあれ、
どんなんがあろーとも、
他のことしっちゃかめっちゃだろーが、
とにかく、
歌を届けたい、一心の毎日の毎日。


それだけで、

生きてるんだ。

なっ。


| 00:39 | CATEGORIES:自画像 |
2019-04-22 Mon


ギターをしょって、ピアノを引きずって、
ノートの入ったカバンをぶら下げて、
歌いながら、テクテクと道を歩いて。


曲がりくねった道、
行き止まりの道、
引き返したり遠回りした道、
川を見つけ、
橋を渡り、
新しい空を眺め、
向かい風に手を広げ、
テクテクとテクテクと。


歌のかけらを拾いながら、口ずさむ歌の続きを探しながら。
時には石ころにつまずいて、転んで。
時には疲れて、ずいぶんと眠ってしまって。


思い出にせつなくなったり、未来に不安がったり、
悔しさに泣いたり、楽しさに笑ったり、
テクテクと道を歩いて。


道すがら、たくさんの人に出逢って。
ボクの歌を愛してくれる人にも出逢って。
ボクの歌を一緒に歌ってくれる人にも出逢って。
ボクの歌で踊ってくれる人にも出逢ったりして。
ボクの歌を世界中にばらまいてくれるために、
働いてくれる人たちにも出逢って。

そして、また先へと行くために、
手を振って、別れて。


旅の途中で聴いた歌で、ボクもまた感動して。
引きずっていたピアノで、
その歌を歌う人のそばでピアノを弾いたりもして。
拍手をもらって、風景をもらって、宝物をたくさんもらって。

そして、また、サヨナラと手を振って、
ボクの歌の続きを探しに、旅立って。



ふと顔を上げたら、
目の前に続く道には、また小さな橋があって、
その橋には26番目と書かれていた。

ボクはまた、当たり前のように、その橋を渡る。
この道がボクの道で、
この道の先でボクを呼んでいる、
未来のボクがいることを知っているから。


ふっと道を振り返れば、
25年もの間、
いろんな顔をして、
いろんな歌を歌いながら、
テクテクと歩いてきた自分の姿が、確かに浮かぶ。
出逢ってくれた、
たくさんのたくさんの人たちの姿も。


「よぉーー。行ってくるやっさ。」と、
後ろのボクらに手を振って橋を渡ったボクは、
また、ここから歩き始めるんだ。


新しい空を眺め、
向かい風に手を広げ、
テクテクとテクテクと。




| 09:17 | CATEGORIES:自画像 |
2019-04-18 Thu


リハーサルスタジオの片隅、
スピーカーの前、
“マスタードあり”のシールが貼られたカツサンドを、
「ガムっ」と躊躇なく、かじると、
懐かしい懐かしい味がした。


リハーサルの”ケータリング”って呼ばれる軽食は、
近くのスーパーで、オレが買うんだ。
「キム兄、なに好きだったかなぁ・・スティングさん、最近なに食ってんかなぁ」
・・なんて、ひとり、あーだーこーだ、巡らせながら・・。


             ☆


小学校2年生までかな、水泳を習ってた。
東京下町、
京成電鉄、
小岩駅で降りて、そこから線路沿いの道を、
弟とテクテク歩いて、
週に一回だったかな、
そこに通ってた。

帰り道はさ、よく、
仲間たちとぞろぞろ歩いて、小岩駅に着く前の小さなパン屋さんで、
「なんか、食おっかー」なんつって・・
寄り道して。

そこで、オレは、パックに入ったカツサンドをよく買って、食った。
オレら同級チームの列の後ろに、いそいそと付いてきた弟に、
「おまえも食うかぁ~」なんつってさ、
そのカツサンドの、ひと切れを渡したりなんかして・・。


今日食べたカツサンドは、
本当に、
その頃の、懐かしい、懐かしい、味がした。


バンドメンバー。
キム兄が、じゃがじゃーん・・・なんて音を出し、
スティングさんが、ブベベン、ブベベン・・・なんて音を出し、
サジちゃんが、すぱんすぱんとスネアを叩き、
ワタルが、キャリンキャリンと音を出す。

準備を終えて、一息ついたオレが、丸椅子にダラっと腰掛けて、
カツサンドかじって、
それらを眺めながら、
なんだかさ、
本当に、
懐かしい味がした。


弟の名前は、
アツシって名前で、
オレが小学生1年生まで、生きてた。
病気で死んじゃったけど。

その、
アツシが、さ、

「お兄ちゃん、これ、おいしいねー」
なんつって笑って、
オレを見上げてた、

その頃の風景に、

今日は、時間、
しゅるしゅるしゅる・・と巻き返されて・・。。

とても、
懐かしい味がした、カツサンドだった。


「リハーサル。みんな、さ、最高だった。

一生懸命な、子供みたい・・一生懸命。

・・なっ・・だろ。

お兄ちゃん、わりと、

がんばってるぜ。」


| 22:30 | CATEGORIES:ステージへの道 |
2019-04-17 Wed

朝起きて、昨日かじり残していたチョココロネを食べた。
カーテンの向こう、外はまだ静かな静かな白い街。
昨夜は、やり残したことがあったまま、
いやー、もうダメだわ・・と寝た。
ふっと電車の中でのうたた寝から目覚める時のように、今朝は目が覚めた。
とても早い時間だったけど、旅の洗濯もあったし、
今日のリハーサルの準備やレコーディングのための準備、
ツアーのホテル取り手配、グッズ整理・・あぁ、やることいっぱいやぁ・・
と、そのまま起きて、
朝早くから冷たい水に手を晒して豆腐を作る職人さんのような気分で、
せっせと動いた。
こういう時には、自分を、「せっせくん」と命名したい気持ちになる。

昨日のリハーサルは、本当に楽しかった。
何が?というわけではないけれど、
集まってくれたバンドメンバーと音を出し、歌い、アレンジを作ったり見直したり、
そしてまた音を出し、その音のうねりの中で飛んだり跳ねたり、拳を上げたり、
その全てが、楽しかった。

帰り道はひとり、
ギターを背負って、左肩からはバッグをさげて、ぷらぷらと夕暮れの道を歩いた。
誰ひとり歩いていないガードレール沿いの一本道、
ふわっと風が吹いたりすると、なんだか、「本当に幸せだなぁ」という気持ちが溢れた。
ひとりの歌うたいのために、たくさんのミュージシャンがスタジオにやってきてくれて、
その歌うたいの歌のために、みんなが顔を突き合わせて、あーだのこーだのとアイデアを出し合い、
音を出し合い、ステージへと向かってくれている。
オレは、幸せものだ。
そう、いつしか上を向いて歩いた。
そして、ステージに向けて自分がすべきこと、本番日、自分が手を伸ばしてつかみたいこと、
そんなことが胸の中にムクムクと湧いて、わーっと叫びたい気持ちになった。

さて、今から、レコーディングのほうの準備。
歌録りが終わった曲のファイルを一曲ずつ作って、
それらをデザイナーの方や、リズムアレンジャーの方に送る。
アルバムブックレットイメージや、アレンジの最終的な詰め作業を少しずつ、一歩ずつ、
残りのレコーディング作業とともに進めていかないと・・です。

そして今日は、『ぶらりふたり放浪記』のスタジオリハーサルと、
アルバムレコーディングのほうのコーラスレコーディング。

いやいやーーー、
せっせくん、がんばらないとーよー。

あれあれ、遠くにいたはずの船が、もう目の前の岸辺まで来てるよ・・。
そんなふうに、毎日が近づいてきて、そしてまた次の毎日がやってくる。

まずは、
デビュー25周年最後の4月20日の渋谷セブンス・フロアの弾き語りライブ、
26周年始まりの4月21日の渋谷エッグマンのバンドライブ。
無心で、そこに向かっていこうぞ。

| 06:53 | CATEGORIES:ステージへの道 |
2019-04-10 Wed

染谷俊デビューシングルは、この日。
1993年4月10日。
スタッフの方々や、自分自身の中で、
「アルバムデビュー4月21日がデビューだ!!」なんて、
あの頃、盛り上がってたからね、そして、
デビューライブもあったりで。

でも、染谷俊、
世の中に顔出し、歌出ししたのは、
確かに、
何十年も前の今日なんだ。

メッセージや、コメントや・・
ありがと。
本当にありがとう。

そして、
何十年も前の自分も、肩をすぼめながら、喜んでるよ。
「何十年経っても、祝ってくれるんだな」なんて、
スカしながら。。

あいも変わらず、
今日も、次の染谷俊に向かって、
いろいろとやっている。

なんて、
幸せかっ。

新曲、
『カムバック・ヒーロー』の最後のフレーズが、
脳内連呼。
です。
明日へ向かって、
おやすみ。に向かう。


『カムバック・ヒーロー』歌詞から抜粋・・・・・・・・

“オレは消えないぜ
オレはやられないぜ
やられても 立ち上がるぜ
不滅だよ カムバックヒーロー

どこかにきっといるぜ
必ず やってくるぜ
ずっと そばにいるぜ
やばいだろ ready ! カムバック ヒーロー”


| 23:30 | CATEGORIES:I appreciate it |
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