2019-09-30 Mon

『歌えば尊し』の秋編が、京都から始まった。

昨夜は、東京渋谷編。

「夏、終わっちゃったから」
「けど、夏に刻んだ足跡、やっぱ、大事だから」
「もう、当分、夏に刻んだ、この歌、歌えないから」

・・・なんつって、夏に、◯も点も、適当に、
徒然なるままに書いた歌、歌った。

2019年の夏のオレ・・ってことで。
ラーメン屋のカウンターで溢れた歌、
ここに、残しておこね。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

『高校球児』

ラーメン屋のカウンターで、冷やし中華 
「夏はやっぱ、これだよな!」って、すすってましたら
店の奥の方で、おっちゃん達の拍手と歓声 
TV画面には、泥だらけの高校球児

あらあら、今日は甲子園、決勝戦でしたか!・・って、
9回ツーアウト満塁、一番やばい場面じゃないですか!
1打出れば同点、いやいや、さもなくば、劇的サヨナラ、
逆転勝利で、優勝ってとこですか!

ピッチャー投げた!バッター打った!
「カーン」と鳴り響く金属バットの音 高く、高く、
白球、空へ消えた、ホームランか!?
いやいや、緑の芝生へ落ちた!外野の間を抜けてゆく!選手!全力疾走!

走る、走る、走る、走る、
息を切らし、汗を飛ばし、腕を振って、全力!

駆ける、駆ける、駆ける、駆ける、
ギラギラな太陽、風になびく背番号!

叫ぶ、叫ぶ、叫ぶ、叫ぶ、
大声で、涙ぐんで、アルプススタンド

行け、行け、行け、行け、
砂埃、舞い上がる、飛び込んだ、ヘッドスライディング・・・
見とれちまったじゃねぇか。


ラーメン屋のカウンターで高校球児に見とれていたら、
麺が、箸から、つるっと落ちて、ぼとり、白いパンツに染み。
「あー、ふざけんなよ」ってその染みを見ていたら、
なんだか、高校球児と真逆の自分に、ハッと気づいてしまった

大反省会だよ、しみったれんだよ 
だいたい、なんでもかんでも、中途半端に、毎日、オレやってんじゃねーのか?
「全力でやってる、しっかりやってる」って口では言ってるけど、
何パーセントか、余力、残してんじゃねぇのか? ひとり、反省会だよ

TV画面は、延長戦に突入ー!ピッチャー投げた!あー、打たれた!
ひざまづいた!今度こそ終わりか!いや、立ち上がった!!
「なぁ、こんなふうに一心不乱に生きてるか?オレ?」。。自分に問いかけてみたくなったよ

走れるか、走れるか、走れるか、走ってんのか?
息を切らし、汗を飛ばし、腕を振って、全力!

駆けれるか!駆けれるか!賭けれるか!本気で賭けてんのか? 
これからの自分に、今からの自分に、

叫べるか!叫べるか!叫べるか!叫べるほど、やってんのか!?
大声で、涙ぐんで、喜びや、悲しみを、

生きれるか、生きれるか、生きれるか、生きてんのか?
砂埃、舞い上がる、飛び込んだ、その先に・・
キラキラな世界があるんだろうなぁ


大人とか、子供とか、青春とか、成熟とか、
若いとか、歳とったとか、もうそんな時代じゃないとか
・・ホントは、そんなの、関係ねぇんだよな

表彰台には、思いっきり泣いた跡の涙のスジを頰にくっつけて、
笑い、背筋を伸ばして、整列する、高校球児たち
「忘れてほしくないなぁ・・いや、忘れたくないなぁ」
・・この、すがすがしい姿、美しい立ち姿


走る、走る、走る、走る、
息を切らし、汗を飛ばし、腕を振って、全力!

駆ける、駆ける、駆ける、駆ける、
ギラギラな太陽、風になびく背番号!

叫ぶ、叫ぶ、叫ぶ、叫ぶ、
大声で、涙ぐんで、アルプススタンド

行け、行け、行け、行け、
砂埃、舞い上がる、飛び込んだ、ヘッドスライディング
「夏はやっぱ、これだよなぁ」


・・って、はじめに戻るけれど、
夏はやっぱ、これだよな、
ごちそうさまでした。
冷やし中華。



| 22:58 | CATEGORIES:ステージへの道 |
2019-09-18 Wed



書くということは、記録することだけじゃないんだな・・と、
なんか、感じた。

書くということは、「見つめ直す」ことなのかもな、と思った。
自分のまわりの現在の動向や、
そこから発生してることや、
自分自身の心模様や、
そういう事柄を、見つめ直す時間かもしれない。


朝は、事務的なことをやった。
いろんなことを並行して進めていかなくちゃならない今日この頃、
ひとつだけを丹念にやってるうちに、
他の事柄が全く進展していかないことに気づく。
だから、
いろんなことの、それぞれ、ひとつずつ、一歩ずつ、
毎日、コツコツと進めていこうと決めた。
何かしら、ひとつ、一歩。


11時になって、走りにいこうと着替えて外へ出たら、雨が降ってきた。
まぁ、しゃあないなと、走り始めた。
道ゆく人たちが、不思議そうな顔で、自分を見つめる。
「なんで、濡れながら走っているんだろう」・・ってな顔をして。
その顔に、素知らぬ顔で、自分はただただ、走る。
草木の濡れ始めの、あの独特な匂いが舗道に立ち込める。
嫌いじゃない。空気が、ゆっくりと色を染めていく、この感じ。

走っていると、いろんな思考が脳裏を巡る。
週末のライブの曲目のこと。
最近できてない事柄のこと。
最近は、沈まないように水面のあたりでもがいてるような感じかな、とか、
そういえば、一年前の自分も、なんかもがいていたなぁ、とか。

泳いでいるから、もがいている。
泳ぐことをやめて、安定の地に腰を落ち着かせたら、
もう、もがかないのかもしれない。
どうにかこうにか、まだ進もうとして、泳いで、
あっぷあっぷしながら、
どうにかこうにか、なんとかしようと、もがくんだ・・と。


雨足は、どんどん強くなって、
行き、降り始めた雨が染み込んで黒くなり始めていた学校の横の道、
帰りには、水たまりができていた。

雨の中を走るのも、悪くない。
自分に絡みつく色んな迷いや、有刺鉄線のようにまとわりつく邪念を、
一掃、洗い流してくれるような感じが、今日は、した。


帰ってきて浴びた熱いシャワーは、とても気持ちが良かった。
シャワーで濡れた髪も乾かさずに、
バッグに荷物を入れて、リハーサルスタジオへ。

ザワザワとしたビートが、心の中で、ワイワイと淀みなく騒いでいた、
そんな午後の始まり。



| 22:51 | CATEGORIES:自画像 |
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