終わりは、始まり。
旅は続く。
それは、”歌う”につながっていく旅。
旅に向かっての日々は、あわただしい。
言い換えれば、旅の真っ只中が続く日々は、あわただしい。
出発前に、とりあえず、ありとあらゆるものを詰め込むような準備もあれば、
旅の途中にサービスエリアの路上でスーツケースを広げての荷物の積め替えをしたりの準備もある。
準備だけにとどまらず、
ライブセットリスト思考や、グッズ注文、イベントのための学習、
ツアー中でもしとかないとヤバい告知ページのアップ、
ライブハウスの方とのタイムテーブルの打ち合わせなどなどもある。
けどなー、
どれもなー、
“オレ”に続いてゆく道、
ときめくんだよな・・と、
今日は、いろいろをやりながら思っている。
さて、車を停めて、うだるようなアスファルトの上、
その日差しは、「燃える自分」にスパイスを振りかけていくタバスコみたいな感じ。
いいよ、もっとヒリヒリさせなっせ。
くそ日焼け顔を、くそっと思っていたけれど、
今日はサービスエリアのトイレでバシャバシャ顔を洗いながら、
これも良いなぁ・・・
そうだ、
まるで、高校の頃に憧れてた、
あのサッカー部やハンドボール部や水泳部の奴らの日焼け顔が、
今のオレの顔じゃないかと思った。
なんつったかなー、あの子の名前、
思い出せん、
あの子の日焼けは、教室の中でいつでも眩しかった。
その子だけは、輝きを浴びて、いつでも生きているかのように。
今日は、街に着いて、やるとこまでやるぞと、
なんていうのかな・・こういう場所、
サラリーマンの方々がパソコンを開いて仕事をしてる場所に混ざって、
ノートに文字を書き書き、何時間もをすごしている。
みんなパソコンなのに、オレだけノートかよ・・と、
その疎外感に最初は居たけれど、
まわりのことなど気にもしないで働くその人たちの中にいて、
疎外感などいつのまにか何処へ、
逆に、勝手に自分が感じる一体感となり、
黙々の時間を過ごした。
そして、オレだけ、まだ終わらない。
皆さんお帰りになって、
オレだけが、居残りのように(笑)、まだここにいる。
あぁ、なんて、
気持ちのいい、居残りぞ。
すいません、赤ワインください^^ーーー。