昨夜は、浅い眠りの日。
今朝方・・というか、まだ空も暗い頃、
一度目が覚めて、いろいろと考えながら目を閉じる。
考えたり、眠ったり。
横向きになったり、下向きになったり。
暗闇の中で考えていたのは、
「不要」という言葉の、
なにか残酷な響きについてだった。
「そこは、不要だ」と、誰かが口にする場所がある。
それは、
その場所で生きていたり暮らしていたりする人たちへも、
「不要だ」と言い告げているも同然だなと思う。
「あなたたちは、この社会で、不要の場所で生きている、不要の人間たちだよ」と。
注意喚起がどうしても必要な社会状況ではあると思うけれど、
「不要」という言葉が、軽々しく、非情に、オマケのように、
最近の日本じゃ、浮遊しすぎてないか・・
・・そんなことを考えながら、眠れないでいた。
そして、うつらうつらしながら、思考はあっちこっちへと飛んだ。
誰かにとって「不要と不急なもの」が、
誰かにとっては「いますぐにでも、必要なもの」であることだって、あるんじゃないか?
例えば、
それは、心の”よりどころ”として。
食べ物がなければ、もしかしたら、飢えで死んでしまう。
暮らす場所がなければ、もしかしたら、凍えて死んでしまう。
それは安易に想像できる。
けれど、
感情というものを持つ僕らにとって、
この体の中にある目に見えないものたちの中にも、
飢えや凍えで死に絶えていくものもあるんじゃないか。
もしかしたら、何か、”よりどころ”が無くなってしまったことによって、
飢えて朽ちてしまう、心のどこかがあるかもしれない。
もしかしたら、何か、”よりどころ”が無くなってしまったことによって、
凍えて止まってしまった、心のどこかがあるかもしれない。
それらの消失は、
目には見えないけど、心では感じる。わかること。
「病んでいってるよな、この心」と。
その、”よりどころ”・・・が、
確かに、この僕にもあったのだと、
寝返りの中で、何度も思い巡らせたのだった。
それは、
ライブだよな。
ライブハウスだよな。
何かが確かにつながっていた、あの場所。
ステージと客席のみんながいた、あの場所。
眠らなきゃ・・と目を閉じようとしても、
もう眠れない朝が、
夜明け前に来た。
「不要」というレッテルを貼られた場所で、
みんな、消失を抱えながら、
それでもなんとかしようと、
今日もがんばっているんだよな。
☆
お昼ご飯は、昨日の残りのおでんを食べた。
つまみながら、見過ごした連続ドラマを観た。
笑いは、心を救う。
ふっと笑いながら、そんなことを思った。
元気が出た。
純粋に、目の前のことをがんばっていこう。
午後は役所と郵便局に出かけた。
空は晴れていて、
風はちょうどよい冷たさだった。
考えないほうがいい・・と思う時もある。
いやいや、考えたほうがいい・・と思う時もある。
そんなもんさ、心なんて。
この前、書いた歌の歌詞を思い出した。
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『That’s 少年少女冒険団』
スイッチひとつで 鮮やかにやれるぜ
やんちゃな心を 忘れてないぜ
ブランコひとつで 日暮れまで遊ぶ
今日の僕らのテーマは 少年少女冒険団
手拍子ひとつで 変身できるぜ
きみを笑わせる 技を持ってるぜ
泣いてるあの子も 連れてってあげる
今日の僕らのテーマは 少年少女冒険団
今 出かけるところ 向かっていくところ
曇っていた空も yes! そろそろ晴れる頃
心なんてコロコロ 移り変わる心
心次第で 今日だって 変えていける心
さぁ きみを迎えに 今 出かけるところ
そろそろ きみと僕で 世界を変える頃
ピーターパンとは 昔から友達
ひとりでも飛び降りる勇気を持ってるぜ
ティーンカーベルも味方してくれる
いつでも僕らのムードは 少年少女冒険団
指パッチンひとつで シーンを変える
仲間を呼び出す広場に 明かりを灯せ
かけごえと知恵とユーモアで 人生を進め おい!
いつでも僕らのムードは 少年少女冒険団
今 出かけるところ 向かっていくところ
曇っていた空も yes! そろそろ晴れる頃
心なんてコロコロ 移り変わる心
心次第で 今日だって 変えていける心
さぁ きみを迎えに 今 出かけるところ
そろそろ きみと僕で 世界を変える頃
Everybody has hungry heart
Everybody gonna change the heart
夢を待ってるみんなに 会いに 今 行くところ
Everybody has hungry heart
Everybody gonna change the heart
次へと開く扉を 探しにいくところ