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2020.12.7

理由ある反抗

昨夜は、浅い眠りの日。

今朝方・・というか、まだ空も暗い頃、
一度目が覚めて、いろいろと考えながら目を閉じる。
考えたり、眠ったり。
横向きになったり、下向きになったり。

暗闇の中で考えていたのは、
「不要」という言葉の、
なにか残酷な響きについてだった。

「そこは、不要だ」と、誰かが口にする場所がある。
それは、
その場所で生きていたり暮らしていたりする人たちへも、
「不要だ」と言い告げているも同然だなと思う。
「あなたたちは、この社会で、不要の場所で生きている、不要の人間たちだよ」と。

注意喚起がどうしても必要な社会状況ではあると思うけれど、
「不要」という言葉が、軽々しく、非情に、オマケのように、
最近の日本じゃ、浮遊しすぎてないか・・
・・そんなことを考えながら、眠れないでいた。
そして、うつらうつらしながら、思考はあっちこっちへと飛んだ。


誰かにとって「不要と不急なもの」が、
誰かにとっては「いますぐにでも、必要なもの」であることだって、あるんじゃないか?
例えば、
それは、心の”よりどころ”として。

食べ物がなければ、もしかしたら、飢えで死んでしまう。
暮らす場所がなければ、もしかしたら、凍えて死んでしまう。
それは安易に想像できる。
けれど、
感情というものを持つ僕らにとって、
この体の中にある目に見えないものたちの中にも、
飢えや凍えで死に絶えていくものもあるんじゃないか。


もしかしたら、何か、”よりどころ”が無くなってしまったことによって、
飢えて朽ちてしまう、心のどこかがあるかもしれない。

もしかしたら、何か、”よりどころ”が無くなってしまったことによって、
凍えて止まってしまった、心のどこかがあるかもしれない。

それらの消失は、
目には見えないけど、心では感じる。わかること。
「病んでいってるよな、この心」と。


その、”よりどころ”・・・が、
確かに、この僕にもあったのだと、
寝返りの中で、何度も思い巡らせたのだった。
それは、
ライブだよな。
ライブハウスだよな。
何かが確かにつながっていた、あの場所。
ステージと客席のみんながいた、あの場所。

眠らなきゃ・・と目を閉じようとしても、
もう眠れない朝が、
夜明け前に来た。

「不要」というレッテルを貼られた場所で、
みんな、消失を抱えながら、
それでもなんとかしようと、
今日もがんばっているんだよな。

              ☆

お昼ご飯は、昨日の残りのおでんを食べた。
つまみながら、見過ごした連続ドラマを観た。
笑いは、心を救う。
ふっと笑いながら、そんなことを思った。
元気が出た。
純粋に、目の前のことをがんばっていこう。

午後は役所と郵便局に出かけた。
空は晴れていて、
風はちょうどよい冷たさだった。


考えないほうがいい・・と思う時もある。
いやいや、考えたほうがいい・・と思う時もある。
そんなもんさ、心なんて。

この前、書いた歌の歌詞を思い出した。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

『That’s 少年少女冒険団』

スイッチひとつで 鮮やかにやれるぜ
やんちゃな心を 忘れてないぜ
ブランコひとつで 日暮れまで遊ぶ
今日の僕らのテーマは 少年少女冒険団

手拍子ひとつで 変身できるぜ
きみを笑わせる 技を持ってるぜ
泣いてるあの子も 連れてってあげる
今日の僕らのテーマは 少年少女冒険団

今 出かけるところ 向かっていくところ
曇っていた空も yes! そろそろ晴れる頃

心なんてコロコロ 移り変わる心
心次第で 今日だって 変えていける心

さぁ きみを迎えに 今 出かけるところ
そろそろ きみと僕で 世界を変える頃

ピーターパンとは 昔から友達
ひとりでも飛び降りる勇気を持ってるぜ
ティーンカーベルも味方してくれる
いつでも僕らのムードは 少年少女冒険団

指パッチンひとつで シーンを変える
仲間を呼び出す広場に 明かりを灯せ
かけごえと知恵とユーモアで 人生を進め おい!
いつでも僕らのムードは 少年少女冒険団

今 出かけるところ 向かっていくところ
曇っていた空も yes! そろそろ晴れる頃

心なんてコロコロ 移り変わる心
心次第で 今日だって 変えていける心

さぁ きみを迎えに 今 出かけるところ
そろそろ きみと僕で 世界を変える頃

Everybody has hungry heart
Everybody gonna change the heart
夢を待ってるみんなに 会いに 今 行くところ

Everybody has hungry heart
Everybody gonna change the heart
次へと開く扉を 探しにいくところ