朝は、ピアノ練習。
寝ぼけていても、
少しずつ少しずつ・・
指の動き、ミスタッチに神経を集中させて、
そのうち、
じわじわと頭も指先も目覚めてくる。
ミスタッチを繰り返す不甲斐ない感じにもジワジワと熱くなってきて、
自分自身へ「しっかり目覚めろや」と、
やがて、気づけば、
マジで練習に没頭している。
こんな感じは、好きだ。
お昼前に、うどんを食べて、
そこから、ずっと、今度はピアノの前、
詩とメロディーだけを考える時間にこもった。
素朴に、素直に、歌いたい歌へ向けて、
ずっとずっと。
半日が過ぎて日が暮れても、
それは、なかなか完成に至らなかったから、
最後に、
今日、ここまでできたものを記録として録音した。
たとえば、
卒業式かなにか、
最後の最後のお別れの日に、
たったひとりの誰かに伝えるために、
体育館の舞台へと小さな階段を上がっていって、
そこにあるピアノの前に座り、
素直に、
できるかぎり正直な気持ちで歌いたい歌。
・・大切な約束として。
それは、
短い歌だけど、
いろんな想いが混じった歌なんだ。
自分自身の心を覗いてみると、
何十年も前の、あのたくさんの悲しみがあった日に、
いつか歌ってみたいと思った気持ちだったりをも含んでいたりする。
昨日、あの遠い日への黙祷を観ていて、
そんなことを思ったりもして、
ずっとずっと考えていた歌。
今日録音したものを今聴いてみると、
・・まぁ、それだけに感化された歌ではないけれど。
ずっとずっと風化させたくない願いっていうのは、
恋にしても、夢にしても、命についてにしても、
僕らそれぞれの心深くにあったりするんじゃないかなと、
思ったりして・・・
それが、
今日、形に残しておきたかった歌だ。
おやすみ。
明日も、早くから、
いろいろとやりたいことがある。
音楽。
そして、歌。
☆
今日は、笑えたかな。
今日は、きれいな涙を流せたかな。
そうそう、
さっき、
先日テレビ録画してあった、
『エヴァンゲリオン』劇場版の”序”ってやつかな・・
観て、
オレは、
ほろりと、
涙を流せた。
初めて、観たなぁ。