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2024.1.20

夢旅

夢を見た。

おじいちゃんの家に行くと、奥の部屋、
今まで見たことのないような大きな祭壇があって、
そこにおじいちゃんの自画像みたいなものが飾ってあった。
そのまわりには、半紙がいっぱい連なってぶらさがっていて、
自分へのメッセージが書かれていた。

「おまえが初めてここに来た時、おまえは無垢で無知な顔で
ずっと笑っていた。何かをすきだすきだと言いながら。
それをずっと見るのが好きだった」
大きく書かれたその文字を何度も読みながら、
こみあげるものがあって、手を合わせて、長い間、恩返しについて、
心の中で願ったり、誓ったりした。

そんな夢だった。

近頃は、眠っていると喉がひーひーと鳴る日が続いて、
そればかりが気になったり苦しくなったりで、
うまく眠れてなかったのだけれど、
昨日から今日は、夢が見れるぐらい、
眠りの中にいられたのかもしれない。
起きてきて、
なんだか夢の光景や夢の言葉が忘れられなくて、
コーヒーを飲みながら、立って、言葉を書いた。

昨日は、高校時代の国語の先生・・担任の先生で、
卒業後は自分たちの呑み会に誘ったりしてた先生から連絡が来た。
「年寄りはイヤフォンを夜通しつけて寝ています。
夜中の2時ごろ、30秒ほどラジオからピアノ曲が流れ、
演奏は「染谷俊です」のアナウンスがありました。
・・輪島の被災のことを思えば、どんな苦労も駄えられるでしょう。
お体を大切に」
・・と書かれたご連絡。
ずいぶんとご無沙汰だなぁと思いながら、
元気でいてくれてるんだなと思いながら、
夜中の2時にラジオを聞いて、そこから自分の曲が流れて、
それに感じ入ってる先生の寝姿が浮かんだ。
その連絡の時には感じなかった、
先生への恩返しみたいなことも、
今朝、起きたてに考えたのだった。


今日は、移動。
明日、ライブだ。
土曜日の移動。
渋滞は必至で、もう、そこはあきらめながら、
ゆったりと考えごとをしながらゆく。
昨日は、いろいろをしながらの最中、曲が浮かんで、
そのうち、その詩の内容も同時に浮かんで、
その歌の創作を浮かべながらいろいろをやって、
やっては歌を書き、また書きを止めては他のことをして、
また歌の言葉を書き・・というような時間を4時間ぐらいやってた。
その歌の続きでも車の中で考えながらいけたらいい。

ああいう、歌書きの時の状態は、自分でもなんと言ったらいいかわからないくらい、
無意識な夢の中にいるよう。
子供が見たことも遊んだこともないオモチャを与えられて、
いつのまにかそのオモチャに夢中になって、
遊び方も知らないまま、自分の遊び方で何時間も遊んでるような、
そんな感じ・・かな。

さて、
そろそろ、行かなければ。

歌うたい、今年初めのツアーへ。