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2024.4.2

1.25倍か、1.5倍か、もしくは3倍、4倍か、我がローリングストーンの日々のスピードモードは。

3月始まりの日に綴ったブログからずいぶんとブログに言葉を落とすことから離れて、
今日気がつけば、あれから1ヶ月と1日。

3月前半はレコーディングの日々を過ごした。
連日、もしくは、1日おきにスタジオに通った。
毎回スタジオスタッフの方々へ差し入れを・・なんてことをしてたおかげで、
スタジオ周辺のスイーツ店に詳しくなった。
シュークリーム、プリン、エクレア、桜餅、ケーキ・・
ついでに、次回呑んでみたいお店なんかもチェックしながら。

日々は、ダビング作業、歌の録音。
その合間、休みなどはなく配信やリハーサル。
もちろんライブもあり、
東京でのライブたちを終え、そのあと名古屋を皮切りに10日ほどのツアーに出て、
歌い、はじけ、奏で、ステージで踊った。
思い返せば、早送りで空の色が変わっていく映像のような日々だった。
とはいえ、
そのスピードの中での映像は確かに鮮やかにまぶたに絵として残っていて、
得たものの多さに、また新しい歌が生まれるだろうな・・と自分でも思ったりする。
・・というか、もう生まれている。

旅から帰ってきた次の日、レコーディングで録り直ししたいものを録音。
それからの日々は毎日ヘッドフォンでのミックスチェック。
もう一度ツアーにも出て、帰ってきての昨日、4月始まりの日、
最終的なレコーディングミックスをエンジニアわたると肩を並べてチェック。
そして、
今日、初めてお邪魔するマスタリングスタジオにて、
ニューアルバム最後の仕上げ作業をしている。

僕は大きな机で言葉を書いたり、アルバムブックレットのチェックをしながら、
エンジニアわたる氏が一曲一曲をマスタリング調整している音に聞き耳を立て、
「これでどうでしょう」という合図とともに、
自分なりの最後のオファーを出している。

怒涛の日々の中で創り上げてきたアルバムの歌たちは、
その怒涛ならではの活き活きさを切り取ったかのように、活き活きとしている。
今まで創ってきたアルバムは、その時々、
「染谷俊の最高傑作じゃねぇか」と自負してきたけれど、
今回は、まさに、飛び抜けての最高傑作なんじゃねーか・・・と思っている。

さて休憩も終わり、MiniBitストロベリー味を口に放り込んで、また作業が始まる。
「ハッピーに行くために、妥協はなし」とスピーカーから染谷俊が歌い出す。