BLOG

2026.1.4

体験学習

ビニール地のパンツを履いて、長靴を履いて、首には手拭い。ゴム手袋。顔と首を覆う帽子。
午前8時すぎ。
待ち合わせ場所へ歩いていく。
待機していると畑に向かう軽トラがやってきて、荷台に乗る。

今日は、野菜の収穫の手伝い。
最近は、時々お手伝いさせてもらっている。
自分の日常では学ぶことのできないたくさんを学ばせてもらう。
去年はサトウキビの収穫を一緒にやらせてもらった。
カマを手に、色々を知った。
今年は年明け、暴風が吹いたり、気まぐれな雨が降り続いたり、天気が悪くて出来なかった作業、
ようやく今日できる。

ジャガイモの葉をつかんで引っこ抜いてこぼれ落ちたジャガイモを拾ってカゴへ。葉から外れて土の中に転がって埋まったものたちは、大きなスコップを土の深いところに入れて掘り出し、さらに拾い上げる。 
気をつけないと、ジャガイモも切ってしまうこともある。

ニラは、土に張られたビニールの穴から出てる束の部分を掴んで、土の中まで小さなハサミをいれて根元でカットして収穫。
土の上の葉同士が引っ付いてない部分でカットするとバラバラになって収穫しにくいからだ。

ニンジンは、葉がワサワサしてるところに手を突っ込み掻き分け覗きこんで、間引きをしていく。
生えているところが密集しすぎていると実が大きく育たない。
約10センチ間隔ぐらいがちょうどいいらしい。
素人ながら、なんとかかんとか間引きしていく。

さて、ようやく収穫したものをカゴに集めて、トラックの荷台に乗せて、立ったまま次の作業。
ニンジンの実と葉をカット。
葉の下の部分の茎が残りすぎていると、また芽やら葉が伸びてきてしまうので、ギリギリのところを見極めて丁寧にカットしていく。しっぽのほうのツルもカットしていく。
それらを次から次へカゴに入れていく。

さて、次はそれらを洗ったりする作業。軽トラの荷台に乗って、水場へ移動。
ニンジンは溜めたバケツの水の中でやわらかなタワシでゴシゴシ。
ジャガイモは水に浸すと色んなところからまた芽が出てきてしまうから、乾いたタオルでゴシゴシ土を落としていく。
ニラは束が繋がってる根元の部分を指先で取っていく。

作業をしてるとあっという間に時間が過ぎてゆく。
ようやくカゴの中で野菜たちが食べれる状態になってゆく。
尊いなぁと感じる。
こうして、誰かの手によって、誰かの作業によって、
僕らは美味しく野菜を食べることができている。
収穫だけに限らず、それまでの育みのための道のりも、春夏秋冬、温冷寒暖、晴雨、水風災害、
並大抵の積み重ねではないはず。

作業の合間、作っていただいたマカナイのソバを食べた。
そこには、ニンジンとジャガイモの付け合わせ、ニラ玉も出てきた。
ありがたく食べながら、感動するぐらいの美味しさを感じたのだった。
感謝。


泥だらけのビニールパンツを脱いで、シャワーを浴びて、
夕方からは車に乗せてもらって、街へ向かった。
なんか、街明かりでさえも愛しく感じる今日。

いろんな人たちの、
それぞれがしている、
それぞれの尊い仕事、
愛されるべき日々を浮かべたりしながら。