前橋駅をじっくり訪れたのは初めて。
駅構内にはアップライトピアノ。
初老の婦人と呼んでよいのか、
その方が、ショパンの『革命』を弾いていた。
演奏躓きながらも、
左手が難しくなる中盤まで弾いてらして、見惚れた。すごい。
うまい、うまくない、
誰が決める?
人の目も、人の評価も、
作者ショパンが決めるのなら、まだしも。
駅近、
ビルディング中の本屋さんで、1時間ぐらい立ち読み。
やー、全部素晴らしい。
泣く泣く選んで2冊買った。
本屋さんの隣には、コスメコーナー。
お試しコーナーをブラブラ。
いろいろ、これまた、全部素晴らしい。
全部買いたい。
誰かが、自分らのために、
あれやこれや、寝る間も惜しんで考えたんだろーな、
これらアイテム、ありがたや。
髪ツヤツヤになるブラシと、ベタベタしないグリースを買った。
ツヤツヤ♪ベタベタ?
韻を踏んで、曲になりそう。
そのままビルディングの中のカフェ、
買った本を、呑みながら読みました。
幸せな時間。
決めていたとおり、第1章でやめて、
明日のセットリスト最終を考えた。
果て、寝る。
帰路、夜風が気持ちいい。
下駄は、まだ寒い。
車のヘッドライトにツバを吐くような気分で、
通りを横切って渡るクセは相変わらずだ。
だよな、
我が蒼き頃、世界は、いつか自分によって変えられるなんて思ってた。
今もな、変わらないような、気もする。
誇張じゃなく、
ボクらは、
一隅一隅、
じつは、変えてるんじゃないかな、世界を。
そう、生きていきたい。
直接的なことは言わないけれど。
なんて、歩道橋の上。
ぼんやりと夜空に、我がモットーを描く。
ネガティブ野郎の否定には、
耳を塞ぐか、はっはっはと吹っ飛ばそう。
自分の中に固まった石は、
自分自身で考え、砕くしかない。
…と思う。
密かに、ちゃくちゃくと、たんたんと。
そんなのが好きだ。
革命家からしたら、やわいけど、
やわいながら、
みんな必死に生きてるは、忘れたくない。
ひらひらひら哲学。
そんな、日常から降り落ちた花びらのような、
今日の、婦人の、『革命』ピアノ演奏のように。
躓きながらも、懸命で、美しく。