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2020.6.9

歌羽の旅の始まり。『歌えば尊し』2020年6月9日リリース

その想いは、
心のどっかから湧き上がってくるっていうか。
どっか知らないところから、滲み出てくるっていうか。

歌を書きたくなり、
形にしてみたくなり、
あんまり考えずに、落書きする子供のように歌にしたり。
憧れたりリスペクトしていた音楽に近づきたくなったり。
時々は、
本当に、
大袈裟に、
自分が生きたこの時代に自分の歌を残しておきたくなったり。

そんな湧き上がるいろいろな想いは、
場所を選ばずにやってくる。
もちろん、ツアーの最中でも。

ライブハウスの楽屋裏の階段。
高速道路の途中のサービスエリアのベンチ。
電気スタンドに照らされたカプセルホテルの部屋の中。
運転中の車。
ライブが始まるギリギリのリハーサルのステージの上。

あぁ、たくさんあった。
そして、たくさんの言葉を書いた。
歌を綴った。

戻ってきた部屋のピアノの鍵盤をつつきながら。
風の中を鼻歌を歌いながら。
夕陽に映った影とぶらつきながら。
水銀灯の下で酔っ払いながら。
誰の足音もしない夜に星空を見上げながら。

そうだ。
そうだったな。

・・・と、

今日は、
自分が居た場所や、
見つめていた風景、
寄せては返したあの感情、
あの毎日が蘇った。


今日はね、

2019年から2020年に架けた日々に生まれた歌たちを刻んだアルバム、
『歌えば尊し』2020年6月9日リリース日だったよ。


ひとつひとつの言葉、
一曲一曲に想いが重なる、
新しいアルバムをまた作ることができました。

出逢えたすべての人たちに、
心から心から感謝です。

ほんとうに、ありがとう。


想いが形になって、
こうして生まれた歌たちにも羽が生えて、
いっぱいの場所を旅してくれたらいいな。

いっぱいのみんなのもとへ届いてくれたらなと、
願っています。