昨夜は、ライブ後、いろいろとライブハウスでやって、0時すぎに帰ってきて、
2時間ぐらい、缶チューハイを呑みながら、いろいろと考えを巡らせてた。
やかんとか、フライパンとか、
そういうのを使ってお水を沸騰させた後、
そのやかんとかフライパンの熱が下がるまで待ってる感じか。
心がとても熱いままで、眠れそうになかった。
2020年9月12日の新宿マーブルでのマスミサイルとの配信2マンライブは、
とても感慨深い時間だった。
自分のステージの時間もそうだし、そこへ行くまでの毎日、
そして、マスミサイルとのセッションリハーサルや、
彼らのステージ。
全てから、いろいろなことを教えてもらった気持ちがいっぱい。
今朝は、朝早く目が覚めてしまって、
この夏に、ベランダとかで使ったBBQ用のガスグリルや鉄板を洗ったりした。
いつもは、ちゃちゃっと洗うんだけど、
今日は、全部解体して、丁寧に洗った。
昨夜感じたことを引きずってるような、引きずってないような・・
そんな気持ちでゴシゴシと洗った。
昨日のステージに向かっては、
マスミサイルのよっくんからのセッションの要請もあって、
マスミサイルの歌をずいぶんと聴いた。
セッションで一緒に歌おうと約束した、『おっ讃歌』は、
相当聴いた。
当たり前だけど、それぞれの歌には、それぞれの独特の歌い回しがあって、
マスミサイルのそれらは、群を抜いて、オリジナリティーがとんでもない。
だからこそ、唯一無二の”マスミサイル”なんだけれど。
歌詞を耳で聴いて起こして、
それらに歌い回しのクセをメモったりして、
それを持って、
ずいぶんとひとりでスタジオに入った。
最初は、「歌えねぇーよ、絶対!」とか思っていたけれど、
段々と言葉のリズムがわかってきたり、
メロディーの抑揚がわかってきたりすると、
それはそれで、相当楽しい。
ひとりカラオケでずっと練習をしてる、そんな感じ。
そして、より、歌詞の深さやメッセージのすごさを知る。
そんなこんなの毎日を経て、
昨日ライブハウスに入ると、
もう、マスミサイルはステージにいた。
そして、少しして彼らのリハーサルが終わり、そのうち、
自分の『サムライソング』の演奏が聞こえてきた。
そう、
この日、マスミサイルは、染谷俊の『サムライソング』を歌い、
演奏までもしてくれるのだ。
ステージ横で自分の準備をしながら、
背中ごしにその演奏と歌を聴いていたけれど、
その時点で、とてもとても感動した。
すごいなと思った。
素晴らしいなと思った。
もちろん、
彼らは、その素晴らしい演奏をするに至っての大変だったことなど口にもしないけれど、
その音が奏でられるまでの彼らの日々が、自分には見える気がした。
クリエイティブに向かって、
・・もしかしたら、それだけに限らずだけれど、
「謙虚でいたい」と、
昨日は、心底、思ったのだった。
謙虚というのは、ヘコヘコっていうんじゃない。
今目の前で自分が成そうとしている”それ”に向かって、
真摯に、マジに、ちゃちゃってな感じじゃなく、
丁寧に、丁寧に、あきらめず、何度も何度も、
挑んでいく姿勢だと思う。
マスミサイルの歌詞じゃないけれど、
「やったのか、全部やったのか、オイ?!」
そういう気持ちを、謙虚に持ち続けたい、
持ち続けなきゃ・・と、
彼らのすべてを見つめながら、
昨日は、本当に、それを思った。
・・ということで、
たぶん、
僕は、今日の朝、
丹念に、BBQグリルを洗っていた。
なんでもだよ。
なんでも。
そこに向かって、
謙虚でありたいと、
だから、
もっと努力しなきゃと、
自分の描くものへ向かって、さぼってないで・・
と、
思ったことを忘れたくないなぁと、
そんな日曜日。