2019-06-24 Mon


歌っていて、
心の芯の深い深いほうから感情が湧き上がって、
それがとんでもないぐらいな速さで身体中を巡って、
なんかどっかで見た・・超人ハルクだっけか、
そんな劇画漫画のやつみたいに、体から何かがブワっと、
いっせいに飛び出ていくような、
そんな感覚になる時が、あり。

今日は、そんな感じの瞬間が、たくさんあった。

面白い。本当に、楽しい。
そんな1日だった。

「あれ、オレ、こんなに、こんな奴だったっけ・・」
って、不純物のない自分を見つけたりして、
それもそれで、とても楽しかった。

水たまりに映った空を見つけて、
一人でなんかときめいてた、遠いあの頃の・・自分に逢えたような、
気持ち。

そして、今は、
一日中飛び回って遊び疲れてた子供時代のように、
体の中が空っぽ、だ。
こういうの、
なんか、嬉しい。


ありがとう。
おやすみ。

| 00:54 | CATEGORIES:ステージへの道 |
2019-04-18 Thu


リハーサルスタジオの片隅、
スピーカーの前、
“マスタードあり”のシールが貼られたカツサンドを、
「ガムっ」と躊躇なく、かじると、
懐かしい懐かしい味がした。


リハーサルの”ケータリング”って呼ばれる軽食は、
近くのスーパーで、オレが買うんだ。
「キム兄、なに好きだったかなぁ・・スティングさん、最近なに食ってんかなぁ」
・・なんて、ひとり、あーだーこーだ、巡らせながら・・。


             ☆


小学校2年生までかな、水泳を習ってた。
東京下町、
京成電鉄、
小岩駅で降りて、そこから線路沿いの道を、
弟とテクテク歩いて、
週に一回だったかな、
そこに通ってた。

帰り道はさ、よく、
仲間たちとぞろぞろ歩いて、小岩駅に着く前の小さなパン屋さんで、
「なんか、食おっかー」なんつって・・
寄り道して。

そこで、オレは、パックに入ったカツサンドをよく買って、食った。
オレら同級チームの列の後ろに、いそいそと付いてきた弟に、
「おまえも食うかぁ~」なんつってさ、
そのカツサンドの、ひと切れを渡したりなんかして・・。


今日食べたカツサンドは、
本当に、
その頃の、懐かしい、懐かしい、味がした。


バンドメンバー。
キム兄が、じゃがじゃーん・・・なんて音を出し、
スティングさんが、ブベベン、ブベベン・・・なんて音を出し、
サジちゃんが、すぱんすぱんとスネアを叩き、
ワタルが、キャリンキャリンと音を出す。

準備を終えて、一息ついたオレが、丸椅子にダラっと腰掛けて、
カツサンドかじって、
それらを眺めながら、
なんだかさ、
本当に、
懐かしい味がした。


弟の名前は、
アツシって名前で、
オレが小学生1年生まで、生きてた。
病気で死んじゃったけど。

その、
アツシが、さ、

「お兄ちゃん、これ、おいしいねー」
なんつって笑って、
オレを見上げてた、

その頃の風景に、

今日は、時間、
しゅるしゅるしゅる・・と巻き返されて・・。。

とても、
懐かしい味がした、カツサンドだった。


「リハーサル。みんな、さ、最高だった。

一生懸命な、子供みたい・・一生懸命。

・・なっ・・だろ。

お兄ちゃん、わりと、

がんばってるぜ。」


| 22:30 | CATEGORIES:ステージへの道 |
2019-04-17 Wed

朝起きて、昨日かじり残していたチョココロネを食べた。
カーテンの向こう、外はまだ静かな静かな白い街。
昨夜は、やり残したことがあったまま、
いやー、もうダメだわ・・と寝た。
ふっと電車の中でのうたた寝から目覚める時のように、今朝は目が覚めた。
とても早い時間だったけど、旅の洗濯もあったし、
今日のリハーサルの準備やレコーディングのための準備、
ツアーのホテル取り手配、グッズ整理・・あぁ、やることいっぱいやぁ・・
と、そのまま起きて、
朝早くから冷たい水に手を晒して豆腐を作る職人さんのような気分で、
せっせと動いた。
こういう時には、自分を、「せっせくん」と命名したい気持ちになる。

昨日のリハーサルは、本当に楽しかった。
何が?というわけではないけれど、
集まってくれたバンドメンバーと音を出し、歌い、アレンジを作ったり見直したり、
そしてまた音を出し、その音のうねりの中で飛んだり跳ねたり、拳を上げたり、
その全てが、楽しかった。

帰り道はひとり、
ギターを背負って、左肩からはバッグをさげて、ぷらぷらと夕暮れの道を歩いた。
誰ひとり歩いていないガードレール沿いの一本道、
ふわっと風が吹いたりすると、なんだか、「本当に幸せだなぁ」という気持ちが溢れた。
ひとりの歌うたいのために、たくさんのミュージシャンがスタジオにやってきてくれて、
その歌うたいの歌のために、みんなが顔を突き合わせて、あーだのこーだのとアイデアを出し合い、
音を出し合い、ステージへと向かってくれている。
オレは、幸せものだ。
そう、いつしか上を向いて歩いた。
そして、ステージに向けて自分がすべきこと、本番日、自分が手を伸ばしてつかみたいこと、
そんなことが胸の中にムクムクと湧いて、わーっと叫びたい気持ちになった。

さて、今から、レコーディングのほうの準備。
歌録りが終わった曲のファイルを一曲ずつ作って、
それらをデザイナーの方や、リズムアレンジャーの方に送る。
アルバムブックレットイメージや、アレンジの最終的な詰め作業を少しずつ、一歩ずつ、
残りのレコーディング作業とともに進めていかないと・・です。

そして今日は、『ぶらりふたり放浪記』のスタジオリハーサルと、
アルバムレコーディングのほうのコーラスレコーディング。

いやいやーーー、
せっせくん、がんばらないとーよー。

あれあれ、遠くにいたはずの船が、もう目の前の岸辺まで来てるよ・・。
そんなふうに、毎日が近づいてきて、そしてまた次の毎日がやってくる。

まずは、
デビュー25周年最後の4月20日の渋谷セブンス・フロアの弾き語りライブ、
26周年始まりの4月21日の渋谷エッグマンのバンドライブ。
無心で、そこに向かっていこうぞ。

| 06:53 | CATEGORIES:ステージへの道 |
2019-01-23 Wed

ひさしぶりにマスクをしてない。
鼻から息を吸い込むと、すーっと冷たい温度がして、
頭がすっきりしていく気分。
信号待ちでは、ついつい日向の部分を探して立ち止まる。
冬の匂いは好き。
斜め後ろの工事現場のほうからは、何かを削るドリルの音がけたたましく鳴っている。
新しいものを築くために、古いものを壊してるんだろう。

さっきまで静かだったホームで急行列車の通過待ちをしているうちに、
いつのまにか人々が増えて、話し声や足音で静けさが消えていく。
時間は、一瞬一瞬、こうして塗り替えられて、過ぎてゆくんだ。
・・ということを、
こんな時、ぷくりと立つ泡のように思ったりする。
さて、乗車する電車がやってくるアナウンスが聞こえる。

全てをクリアに感じさせながら、今日が始まってゆくよ。

傷ついたり、傷つけたり。
届け合ったり、すれ違ったり。
組み合ったり、別れたり。
つかめたり、こぼれたり。
ひさしぶりと、さようなら。
頷いて、胸にぎゅっと秘めて。

2月22日の誕生日まで1ヶ月。そのための、また1歩目の朝。

| 09:44 | CATEGORIES:ステージへの道 |
2018-03-19 Mon


早朝に目が覚めた。
夢の中で、昨日のステージで歌っていた自分がいた。
ホテルを出て、朝ご飯を食べに行った。
お味噌汁と、白ごはん。
旅中で朝ご飯食べてるなんて、珍しい。

昨夜から、デビュー25周年へ向けてのライブツアーが始まった。
『GO!×GO!→25th』ツアー。
ツアー中に、バンドと一緒にステージに立つのは、「GO!×GO!」の5月5日の渋谷クワトロのみ。
その他のステージは、1人。
全身全霊なステージだと思う。
昨夜は、珍しく、ライブ終了後、ヘロヘロ。
歌ったいくつかの曲のせいかもしれない。

今回は、25周年に寄り添った歌たちをいつもより多く歌おうと思っている。
だから、時代的に、様々な歌たちを歌う。
染谷俊として歩き始めた頃の歌。歌う自分の意味を探してもがき苦しんでいた頃の歌。
全てを壊したくて暴れるように歌っていた頃の歌。
歌う相手が、自分だけに向かうだけじゃなく、みんなへと歌い出せた頃の歌。
何かを見つけた頃の歌。そして、最近産み出した歌。

様々な時代の自分と向き合いながら歌うことは、なかなか・・というか、相当気持ちを使うわ、ね。
だからだろな、昨日のヘロヘロは。

一昨日は、ツアー成功と安全を祈願に、伊勢神宮へ参拝に行った。
ともに参拝をしてくれる人たちもたくさん集まってくれた。
しっかりと手を合わせてきた。
神様に手を合わせ話すことは、これから始まる旅へ向かう自分へ話しているようだった。

さて、
一度、東京に戻って、明後日は浜松でのライブ。
それまでに、自分自身でやろう!と思ってることはたくさんある。
まずは、
お風呂に入って、ちょっと運動して、帰路へ出発。

鏡に映る前髪が、とさかのように逆立っている。
中途半端な長さやなぁ。
デビューの頃の染谷俊のように、この歳になっても、
蒼い佇まいになれるものでしょうか(笑)・・、
髪を洗って、前髪たらして、試してみよう。




| 08:51 | CATEGORIES:ステージへの道 |
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